台南には付き合いのある工場があるので毎年行っています。20歳のときにゲイになってしまった友達も台南に住んでいるので、彼にも会いにいきます。私はゲイではありません。
台湾は同性愛に対して日本と比べるとかなり寛容です。ゲイのフェスティバルもあります。
台南はいわゆる古都です。いいところですよ。
台湾は日本よりも資本主義です。
同様、貧困街や危険な地域もありますが、基本的に日本よりも治安が良いです。
日本では何かと台湾が人気で、親日国として知られていますが
意外といったことがないのに幻想を抱いている日本人が多いと聞いたので私の知っている台湾を、あえてマイナス面多めでまとめておきます。
言語
言語は基本的には北京語ですが発音や単語が違うものが多々あります。
厳密に言うと北京語ではなく、台湾華語といいます。
そして地方に行けば台湾語混じりで話す人が多いです。台湾語には文字が無く、漢字での当て字で表現します。
拼音を読める台湾人は少なく、bopomofoという中国南部でも使う発音記号を使います。ハングルやひらがなのようなものです。
食事
食事はみなさん美味しいと言いますが、私の感想は普通です。
日本人が日本企業のお店で食べたら不味くて驚くと思います。台北の牛◯とか…。
八角がだめなら香りでダメだと思います。
夜市では20元〜80元でおかず一品買えるので経済的です!(2015年10月現在3.70JPY)
保健所はもちろん日本より緩いので衛生面は悪いとは言います。
水道水は飲まないでください。
気候
長い夏と短い冬があるような感じです。
0度近くなることは山間部を除けば、ありません。でも寒いのでダウンコートなどを切る人もたくさんいます。でもサンダルです。
東南アジアにありがちなスコールは常にあります。朝は降ってないのに昼から降るとか当たり前です。
毎年台風が猛威を振るいます。
交通
台北市内は地下鉄があるので便利です。終電は日本と同じくらいの時間帯ですが、タクシーも高くないので利用者は多いです。
基本的にナビはついていないので途中で止まって道を聞かれるのは当たり前です。
台中等も地下鉄導入を検討中です。話自体はすごく昔からありますが…。
車優先なので横断歩道でも青になって飛び出ると轢かれます。以前は幹線道路を人が歩いていたから止まった車が後続車を止めたことで罰金を支払った例があります。
台湾と言われれば頭に浮かぶのが、隆起やひび割れた道路です。インフラが絶妙に微妙です。
物件事情
誰もが行く台北市内は高いです。大卒平均初任給2万1千元(大体八万円)に対し
家賃はだいたい1万元です、安くて7000千元。日本人の感覚なら20万円貰って家賃が10万円ですよ。国土が狭いので仕方ありませんね。
契約は基本的に大家と直接交渉になるので負けてくれる人もいますが、なかなか住めないですよね〜。
外見は古くてもリノベーションが当たり前なので中は驚くほど綺麗なところもあります。
キッチンは基本ついていません。夜市などが安いのでみんな買って食べます。
台中などはもっと安くて、しかも広いので良いです。
国民性
※西洋人や日本人などの外国人から見ると感じると思う目線です。
まず、歩くのがとてつもなく遅いです。信じられないくらい遅いです。壊れたセグウェイかパンクした三輪車かと思うくらい遅いです。
温暖な気候のせいか性格ものんびりしているような気がします。
若い男性は優しい人が多くて、おじさんはこわいです。
女性はかなり癖があります。
亜熱帯なので化粧をあまりしませんので視界が大変です。
基本的に台北以外に住む人は進学や就職で都市がある地域に一人暮らしをします。
前に書いたように台北市は家賃が高いので台中や高雄に住む人も多いです。
そうやって家を出た人はまだいいんです。秩序があります。
問題は台北に実家住まいの子供たちです。台北の若者は実家住まいが当たり前です。
洗濯機の使い方を知りませんし、夜市が安く買って食べる文化があるので料理もできません。友人に野菜炒めという名前の卵生もやし炒めというゴミを食べさせられました。
AA制(割り勘)の概念はなく、年上と男が全てのお金を払うものだと信じています。もちろん当たり前なのでお礼等はありません。
そのことで言い争いになったことがありますが、最後には「服とかは自分で買ってるのに!」と言われました。話の主軸は常に自分にあります。
恋人同士になると、喧嘩等した場合は高飛車にこられるか、自分が今どれだけ辛いかの実況を電話で聞くことになります。反省や理解はとりあえずないです。
歩くのが遅いので少しでも先に行ってしまうと結構強めに殴られます、気をつけてください。
別次元で生きているので諭すのは不可能です。
と悪い所だけ書きましたが、これは公主病といって英語にするとPrincess Syndromeです。
ですが他国の人間から見るとほとんどの台北人が軽い公主病です。
でも悪気はないですし多分感謝の気持ちはあるので、こちらがレベルを下げて話をすることが必要になります。
台湾人の良く言う「みんなストレスが多いね、台湾にきたら楽だよ」と言う言葉は、「台湾スタイルになれればストレスがないよ」という意味です。
足を踏んでも無言なので、こっちが踏んだ時も無言でいいわけです。でも反射的に謝ってしまう日本の方々にはとてつもないストレスだと思います。
衝突を避ける文化の国の人は慣れないと思います。
「言わないとわからない!!」これが基本スタイルです。
激しい衝突は最後の最後の終焉を意味するわけではありません。
そこがスタート地点です。言われる前にわかれよ、は禁句です。
「台湾ではこうなの!!!」とNYで言ってたりします。島だからか、中国人よりひどいなと思った部分です。
そんな感じで悪い部分(?)ばかりあげてしまいましたが、
九州程度の国土の中にとても沢山の魅力があります。
大日本帝国統治時代の名残も沢山あって日式の神社もあったりします。統治時代は日本が深刻な飢餓や土地不足に追われていたので、移民が多かったので日本のものが沢山あります。
世界遺産も無ければ観光地も少ないですが見所沢山。
簡単なもので良いので是非中国語を覚えて行ってみてください。
日本人の方からするとノスタルジックなんですよね、それに魅せられて住み着く人も沢山いますよ。
中国とたびたび政治的な摩擦があって、年々問題が増えています。
実は、台湾(中華民国)を国家として認めている国は23国しかありません。耳になじみのある国で、ハイチ、グアテマラ、ソロモン諸島、ドミニカ共和国、ツバル、バチカン等です。アフリカ圏が多かったように思います。
日本は台湾を国家として認めていません。
民間交流がここまでさかんなのになんだか変な感じですよね。
台湾の主張する領土と言うのもなかなか難しい話で、首都は南京、現在は中華人民共和国に不法に占拠されている、という形をとっています。確か日本も少し領土に入っていたと思います。
良い所で折り合いがつくと良いですね。。。
あ、それから日本人観光客は中国語が話せないのなら本を持って行きたい所を指差すとかの方がいいですよ〜、きちんと発音できないとほぼ伝わらないのでお互いイライラの元になります。
以上、台湾で思ったことです。